【意外】XMの原油取引について？”取引時間”や”必要証拠金”や”限月”も徹底解説！

XM（XMTrading）は、5つの異なる原油先物を提供しています!

原油市場は価格の急激な変動があり、その特性を理解せずに取引を始めることは非常に危険です。この記事では、XM（XMTrading）の原油取引の特徴だけでなく、必要な証拠金、取引時間、限月なども詳しく説明します！

さらに、この記事を最後まで読むことで、XM（XMTrading）での原油取引において最適な取引スタイルを理解できるでしょう！

XMの原油商品の特徴(全5種)

XM（XMTrading）では、天然ガスを含む5つの異なる原油商品を取引できます。これらの商品は以下の通りです。

原油は、産地や精製度に基づいて異なるカテゴリーに分類されており、それぞれの商品には1ロットの価値や最大レバレッジなどが異なります。

XM（XMTrading）の原油取引の特徴や、原油の価格に影響を及ぼす要因についても確認していきましょう。

OIL(WTI原油)

銘柄	OIL
1lotの価値	100バレル
最大～最小lot数	1～400
必要証拠金	1.50%
最大レバレッジ	66倍

OIL（WTI原油）は、アメリカのテキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される原油の一種です。アメリカは世界で最も原油を消費する国であり、OIL（WTI原油）はアメリカのニューヨークにある「マーカンタイル取引所」で取引されています。

この原油は世界で最も取引量が多く、原油価格に対する大きな影響力を持っています。OIL（WTI原油）は高品質で硫黄分が少なく、ガソリンや灯油など多くの製品を生産するのに適しています。

また、供給が比較的安定しているため、価格の急激な変動が少ないのが特徴です。

OILMn(WTI原油ミニ)

銘柄	OILMn
1lotの価値	10バレル
最大～最小lot数	1～4000
必要証拠金	1.50%
最大レバレッジ	66倍

OILMn（WTI原油ミニ）は、OIL（WTI原油）と同じ商品ですが、1ロットあたりの取引量が減少したバージョンです。

通常、OILは「1ロット＝100バレル」で取引されるのに対し、OILMnは取引単位が小さく、「1ロット＝10バレル」で取引されます。この商品は、少ない資金で取引を開始したい初心者の方や、リスクを低減したい方におすすめです。

BRENT(ロンドン原油)

銘柄	BRENT
1lotの価値	100バレル
最大～最小lot数	1～400
必要証拠金	1.50%
最大レバレッジ	66倍

BRENT（ロンドン原油）は、イギリスの北海に位置するブレント油田から産出される原油です。この原油は主にロンドン国際石油取引所（IPE）で取引され、アジア市場とヨーロッパ市場で広く活発に取引されています。

BRENTの価格動向はOIL（WTI原油）に近い傾向がありますが、一般的にOILよりも割高で、通常はOILよりも約10ドル高い価格で取引されています。

GSOIL(ロンドン軽油)

銘柄	GSOIL
1lotの価値	4トン
最大～最小lot数	1～500
必要証拠金	3%
最大レバレッジ	33倍

GSOIL（ロンドン軽油）は、原油を精製して得られる軽油に関連した商品です。この商品は主にロンドン国際石油取引所（IPE）で取引されています。

原油を精製する工程を経ているため、GSOILは原油に比べて価格が約10倍高く設定されています。価格の動向は原油に似ていますが、価格設定や限月などが異なるため、取引を行う際には細心の注意が必要です。

NGAS(液化天然ガス)

銘柄	NGAS
1lotの価値	1000万Btu
最大～最小lot数	1～300
必要証拠金	3%
最大レバレッジ	33倍

NGAS（液化天然ガス）は、主にロシアで採取される天然ガスの一種です。一部が中東や北欧などの他の地域でも採取されていますが、ロシアが圧倒的なシェアを占めています。

そのため、ロシア情勢に強く影響されやすく、地政学的リスクが高いと言えます。NGASは、OILと同様にアメリカのニューヨークにある「マーカンタイル取引所」で取引されており、限月もOILと同様です。

XMの原油取引の基礎知識

XM(XMTrading)の原油取引の基礎知識は次の6つです。

①XM原油の取引時間

XM(XMTrading)での原油取引は基本的に24時間可能ですが、毎日1時間の休場時間があります。

	夏時間(3月～10月)	冬時間(11月～2月)
OIL・OILMn	7時5分～5時55分	8時5分～6時55分
NGAS	7時5分～5時55分	8時5分～6時55分
BRENT	9時5分～6時55分	10時5分～7時55分
GSOIL	9時5分～6時55分	10時5分～7時55分

そのほか次の4点に注意してください。

②限月(決済期限)が1ヵ月

XMの原油取引には、通常1ヶ月ごとに設定される「限月（げんげつ）」があります。限月とは、特定の日までに保有している取引ポジションを決済しなければならない期限を指します。

この制度は主に先物取引商品に適用されます。限月が到来すると、ポジションを持っていても自動的に決済されてしまうため、取引者は注意が必要です。なお、各銘柄ごとに異なる限月が設定されており、具体的な日付についてはXMの公式ウェブサイトで確認できます。

③最大66倍のレバレッジと必要証拠金

XM（XMTrading）の原油取引において、最大レバレッジと必要な証拠金率は銘柄によって異なります。

	最大レバレッジ	必要証拠金率
OIL(WTI原油)	66倍	1.50%
OILMn(WTI原油ミニ)	66倍	1.50%
BRENT(ロンドン原油)	66倍	1.50%
GSOIL(ロンドン軽油)	33倍	3%
NGAS(液化天然ガス)	33倍	3%

また必要証拠金の計算式は次の通りです。

因みにコントラクトサイズとは、各商品における1ロットの取引単位のことで、OILなら100バレル、OILMnなら10バレルとなります。

④1ロットの価値は銘柄によって異なる

XM（XMTrading）の原油取引において、1ロットの価値は銘柄によって異なります。

	1ロットの価値
OIL(WTI原油)	100バレル
OILMn(WTI原油ミニ)	10バレル
BRENT(ロンドン原油)	100バレル
GSOIL(ロンドン軽油)	4トン
NGAS(液化天然ガス)	1000万Btu

また、原油取引にはロット制限があります。最大ロットと最小ロットはこちら。

	最大ロット数	最小ロット数
OIL(WTI原油)	400ロット	1ロット
OILMn(WTI原油ミニ)	4000ロット	1ロット
BRENT(ロンドン原油)	400ロット	1ロット
GSOIL(ロンドン軽油)	500ロット	1ロット
NGAS(液化天然ガス)	300ロット	1ロット

⑤ボラティリティが大きい

XM（XMTrading）の原油は、ボラティリティが高く、短期間内で価格が急激に変動する商品です。この高いボラティリティは、産出国の政治情勢、気象条件、環境要因など、多くの要因に影響されやすいためです。

原油のチャートは1日で数pips程度の価格変動を示すことがあります。そのため、短期間で大きな利益を狙うことができ、デイトレードやスキャルピングなどの取引戦略に適しています。

⑥スワップポイントが発生しない

XM（XMTrading）の原油取引では、スワップポイントがプラスまたはマイナスのどちらにも発生しません。以下の表は、XM原油と他社のスワップポイントを比較したものです。

	スワップポイント
XM	なし
FXGT	ロング：-1.32・ショート：-0.05
Axiory	ロング：-0.67・ショート：-0.11

XMの原油取引では、スワップポイントが発生しないため、取引を日をまたいでもマイナススワップを支払う必要はありません。

そのため、XMの原油取引は通常、数日から数週間にわたるスイングトレードに適しています。ただし、原油取引には限月（決済期限）が存在するため、数ヶ月以上の長期トレードはできないことに留意してください。

XMで原油取引する3つのメリット

XMで原油取引をするメリットは次の3つです。

XMのゼロカットシステムで追証なし

XM（XMTrading）の原油取引では、ゼロカットシステムが適用されます

このシステムは、急激な価格変動によりロスカットが間に合わず、損失が発生した場合に、XMがその損失を負担する仕組みです。そのため、価格の急落によって証拠金を上回る損失が発生しても、追加の証拠金を出す必要はありません。

このゼロカットシステムがあるため、取引者は借金を負うリスクを心配せずに安心して取引を行うことができます。特に、原油のようなボラティリティの高い金融商品を取引する場合、ゼロカットの有無は非常に重要です。

取引ごとに現金化できるポイント獲得

XM（XMTrading）では、「ロイヤリティプログラム」というボーナスが提供されています。

このプログラムの仕組みは、1ロットの取引ごとにXMPというポイントが付与され、これらのポイントは証拠金として利用するか現金に交換することができます。

要するに、XM（XMTrading）では取引を行うたびに特典が得られ、取引が進むにつれてお得になる仕組みです。このロイヤリティプログラムは、原油取引を含むXMの取引にも適用され、XMポイントが積み重なるため、FX取引を有利に進めたい方にとって利用価値が高いです。

FXやCFDと同じ口座で取引できる

XM（XMTrading）の原油取引は、FX通貨ペアやCFD商品と同じ口座で行うことができます。

この点は、国内の業者では通常、商品ごとに別々の口座を開設する必要があるのとは異なります。XMでは、一つの口座で複数の取引をまとめて管理できるため、効率的な資金管理が可能です。

XMで原油取引するデメリット2点

XM(XMTrading)で原油取引をするデメリットは次の2つです。

• スプレッドが広い
• 最大レバレッジが66倍と低い

スプレッドが広い

XM（XMTrading）の原油取引のスプレッドは、他の海外FX業者と比較して広めに設定されています。

	スプレッド
XM	約5.0pips
TitanFX	約0.7pips
AXIORY	約0.4pips
HotForex	約0.03pips

XMは他の海外FX業者と比べてスプレッドが広めに設定されています。

そのため、スキャルピングやデイトレードなどの短期取引には向いていないと言えます。ただし、スプレッドの広さだけで業者を評価するのは単純化された見方であり、実際には業者が提供するサービス全体を総合的に評価することが重要です。

最大レバレッジが66倍と低い

XM（XMTrading）の最大レバレッジは、競合他社と比較して高くはありません。具体的には、GSOILおよびNGASの最大レバレッジは33倍で、他の業者と比較すると次のような設定となっています。

	原油の最大レバレッジ
XM	66倍
TitanFX	100倍
FXGT	100倍

XMの原油取引で利益を出すコツ

XM(XMTrading)の原油取引で利益を出すコツは次の3つです。

短期取引で高いボラティリティを活用

原油取引においては、スキャルピングやデイトレードなどの短期取引戦略が非常に重要です。なぜなら、原油市場は非常に高いボラティリティを持ち、短期間で急激な価格変動が頻繁に発生します。

原油の価格チャートは、通常、1日で数ドル程度の価格変動が当たり前です。

これに対して、通貨ペア（例：ドル円）は1日で約100pips程度の動きがあることが多いですが、原油は1時間で100pips以上の変動を見せることもあります。

そのため、原油取引は短期間で大きな利益を狙うのに適しており、スキャルピングやデイトレードなどのアクティブな取引戦略に非常に適していると言えます。

一方的な値動きを狙ったトレード戦略

原油取引において、重要なのは一方向の値動きを捉えたトレード戦略を構築することです。原油市場はトレンドが発生すると、しばしばそのトレンドを一方向に強く続ける傾向があります。

このトレンドに乗ることができれば、大きな利益を得ることができます。ただし、損切りを遅らせると損失が急速に膨らむ可能性があるため、注意が必要です。

また、上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りといったシンプルなトレード戦略が原油取引において有効であることも利点と言えます。

世界情勢や気候変動の情報を集める

原油取引において、世界情勢や経済、気候変動に関する情報を継続的に収集することは極めて重要です。

原油は現代社会においてガソリン、灯油、軽油、プラスチックなど多くの分野で不可欠な資源として使用されており、その需要は非常に高いです。

そのため、世界情勢や気候変動、災害、テロなどの出来事が発生すると、これらの要因が原油価格に大きな影響を与えることがあります。

例えば、最近では新型コロナウイルスの影響により、原油価格が急騰しました。外出自粛に伴うガソリン需要の低下や産出国による供給量の削減が、価格の急落を防ぐために行われました。

また、世界的な寒波が発生すると、暖房需要が急増し、原油価格の上昇が予想されます。

原油市場は世界情勢に非常に敏感であり、情報を適切に把握し、リアルタイムで対応することがトレーダーにとって肝要です。

まとめ

XM（XMTrading）の原油商品についての特徴や必要証拠金、取引時間について詳しくご紹介しました。原油商品は市場のボラティリティが高く、デイトレードに適している金融商品です。

ただし、XMはスプレッドが比較的広いため、XMでの原油取引においては、数日から数週間かけて行うスイングトレードが最適な戦略と言えます。

スイングトレードを希望される方には、XM(XMTrading)での口座開設がおすすめです。